デリケート素材はなぜ傷みやすいのか
ウールやシルクは天然繊維の中でも特に繊細な素材です。高温・強い摩擦・アルカリ性洗剤といった要因に弱く、一度縮んだり毛羽立ったりすると元に戻すことが難しいため、「クリーニング専門」と思っている方も多いでしょう。しかし、正しい方法を守れば自宅での洗濯も十分可能です。
ウールの洗い方
洗濯表示を確認する
洗濯前に必ず衣類の洗濯表示タグを確認しましょう。「手洗いOK」または「洗濯機可(ドライ・ウールコース)」と表示されていれば自宅で洗えます。「ドライクリーニングのみ」の場合はクリーニング店に出しましょう。
ウールの手洗い手順
- 30℃以下のぬるま湯に中性洗剤(おしゃれ着用)を溶かす
- 衣類を畳んだまま静かに浸し、押し洗い(揉まない・こすらない)
- すすぎは同温度の水で2〜3回、形を崩さないように行う
- 脱水はタオルに挟んで軽く押し、形を整えてから平干し
ウールを洗う際の注意点
- お湯は30℃以上使わない(フェルト化・縮みの原因)
- 洗濯機の場合はウールコースまたはドライコースを選択
- 脱水は30秒以内か、脱水なし+タオル脱水で
- 直射日光は避け、日陰の平干しが基本
シルクの洗い方
シルクの手洗い手順
- 25〜30℃のぬるま湯に中性洗剤を薄く溶かす
- 衣類をたたんで5〜10分ほど浸し、やさしく押し洗い
- すすぎは水を替えながら丁寧に3回以上行う
- 脱水はタオルに包んで静かに押すのみ(絞らない)
- 形を整えて陰干し
デリケート素材の乾かし方
ウール・シルクともに、形を整えた状態での「平干し」が基本です。ハンガーにかけると自重で伸びてしまうことがあります。直射日光は色褪せや繊維の劣化を招くため、風通しのよい日陰で乾かしましょう。
外干しの場合は突然の雨に注意が必要です。デリケート素材が雨に濡れると風合いが損なわれることもあるため、雨の予報が出たらすぐに取り込めるよう「とりこんで!」のような雨通知サービスを活用するのがおすすめです。
まとめ
ウール・シルクは洗い方のルールを守れば自宅でも洗濯できます。低温・中性洗剤・押し洗い・平干しの4つを基本に、大切な衣類を長く愛用しましょう。